今月は写真が売れない。 値段も下がる一方。 泣きたくなるぜ!!
これが、私の現実。
20歳もそこそこの時に、スーツケース1つぶんの荷物と辞書とロンドン特集をしていた一冊の雑誌と地球の暮らし方を持って英国に向かった事があった。
夜、(といってもサマータイムの為にとても明るい)、滞在先の家に着き、部屋で片付けをし、窓を開けた時の匂いや温度や見慣れない景色に、大きくため息をついた。ことによったら、深呼吸だったのかもしれない。そのとき、同時に「はぁー、ここにこれから1年住むのかぁ。」というなんとも言えない絶妙な感じの想いも一緒だった。それは少しの切なさと同時に新しい土地での新たな始まりへの興奮でもあった。
今回の写真展を通して、凄く、この感覚に近いものを感じました。
新しい世界での生活なのだけど、どこかとても懐かしく楽しい感覚。
実際に意見の相違や物理的な理由で去る者もいたし、最初は本当に形にならないと思った。
そんなスタートから始まり、打ち合わせを重ねていても、DMがあがるまでは、写真展に向けて進行している、という事すら実感がわかなかったと言っても過言ではないと思う。
更に言えば、私は昔から協調性だけはとてもない人間である。
そう考えたときに、個人的にグループ点というのはとても苦痛な物でもあった。
仕事だって、人間関係等、全く面倒くさくない会社に身を置いているし、基本的に仕事は個人の責任だし、きちんとまじめにやりさえすれば何も言われない。結果は必要だけど。
育って来た環境だって、人と違う事をしていても、馬鹿にされる環境でもなく、みんながみんなを尊敬し尊重し合う環境だったし、好き勝手に今まで生きて来たし。
そんな私が、このグループ展に参加出来た事すら、未だに信じられない。
これはもう、写真展開催という夢への信念と一緒に開催したみんなのおかげ。
だから皆さんに感謝です。
まぁ、そんな想いもあり、、、。
実際に、写真展を開催してよかったのが、作品は作り置きしたままではいけないし、下手でも空気にさらした方が良いと実感したことです。これは私の人生論と似ていて、危険を冒す事こそ、面白みがあるというわけなのです。
綺麗な花は崖に咲いていたり、良薬は口に苦し、甘い物には毒がある。といった具合なのです。
でも、適度にテキトー。
私の尊敬する岡本太郎氏は生前爆発しろと言っていましたが、本当に人間は爆発した方がいい。馬鹿でもいいじゃないか。と思うのです。そうじゃなきゃ、反応が見えなくなってしまう。反応って言うのは結局の所、お客さんなのだけど。撮ったら見せる。という行為があって作品や芸術という物は成り立つ気もしないでもないが、、、まぁ、その考えは人それぞれよね。でも、全く趣味でもない人間に見てもらえるチャンスではあるし、そういった人たちの感想ってリアリティがあって面白い気もする。
厳しい言葉も嬉しい言葉も、作品を展示しなきゃ頂けないお言葉だとも思うし。
重い、見てて飽きると言われれば、今後はそうじゃないようにもやってみるし、文学的だとか、なんだか歩きたくなって歩いて帰ったよ、とか言われれば空を飛んでいるような気持ちになったり、そんな事を感じれる楽しさがある。解明できなかった事が、一人の人間の言葉で、解明できたり。
日々、追われているような生活をしていると、毒づくことしか出来ず、単純な幸せを見落としがちだけど、、
改めて、人って、写真っていいなと思った。
結局の所、物事は単純なわけね。
そんな事を改めて思ったり。
そうやってまた日々の生活に戻り、ストレスフルになるけど、人間って必要なときにその感覚が蘇ってきて、必要な時に考えさせられて、でもそれで良いのかもしれないと、思わされました。
我が愛する沢木耕太郎様、そうなのですね。。。あなたのお言葉身にしみて感じました。
最後にいろんな意味で「終わりよければ全てよし」という事を痛感させられた展示会でもありました。これは反省点でもありますが、でもそれでも、経験になるのです。痛みを覚えて、恥をさらして、人生は味を増してくる!ということのような気もします。
我が感想におつきあい頂き有難う存じます。
そして、足を運んでくださった皆様に、big love,smile,kisses, and hug,xoxoxoxoxoxoxoxo